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qmail reference

qmail-smtpd (8)

(receive mail via SMTP)


[概要]

SMTP を通じてメールを受信します。

[書式]

qmail-smtpd

[オプション]

ありません。

[説明]

qmail-smtpd デーモンは、 SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)により、メールを受信します。 そして、qmail-queue プログラムを呼び出してキューに登録します。

qmail-smtpd を呼び出すには、 いくつかの環境変数を設定しておく必要があります。 これらの環境変数については、tcp-environ (5) を参照してください。

ホップ数を数えるのは、qmail-smtpd の責任です。 Received または Delivered-To ヘッダーが100以上あるようなメールは、 受信を拒絶されます。

qmail-smtpd は、 8BITMIME と PIPELINING オプションを含む ESMTP を実装しています。

■ 透明性 (TRANSPARENCY)

qmail-smtpd は、 SMTP の改行(CR LF)を、UNIX の改行(LF)に変換します。 LFがCRの後ではなく単独で現れた場合、一時エラーとし、接続を切ります。

長い行を含むメッセージや、非 ASCII 文字を含むメッセージは、 SMTPプロトコルに違反しています。 ただし、qmail-smtpd は、このようなメッセージも受け取ります。

■ 制御ファイル (CONTROL FILES)

/var/qmail/control/badmailfrom
メールの受信を拒否する表書き発信者アドレスを指定します。
/var/qmail/control/databytes
受信メッセージに許される最大バイト数を指定します。
/var/qmail/control/localiphost
ローカルのIPアドレスに対応するホスト名を指定します。
/var/qmail/control/morercpthosts
特別の RCPT を許可するドメイン名を指定します。
/var/qmail/control/rcpthosts
SMTP の RCPT を許可するドメイン名を指定します。
/var/qmail/control/smtpgreeting
SMTP のグリーティング・メッセージを指定します。
/var/qmail/control/timeoutsmtpd
SMTP のタイムアウトを指定します。

[環境変数]

PROTO
TCPLOCALHOST
TCPLOCALIP
TCPLOCALPORT
TCPREMOTEHOST
TCPREMOTEINFO
TCPREMOTEIP
TCPREMOTEPORT

[ファイル]

/var/qmail/bin/qmail-smtpd

[関連項目]

tcp-env (1)
tcp-environ (5)
qmail-control (5)
qmail-inject (8)
qmail-newmrh (8)
qmail-queue (8)
qmail-remote (8)

[マニュアル・ページ]

日本語、 英語

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(2003/01/26)