qmail-start は、 qmail-start の出力に送られるために、 qmail-send (8) の活動記録(activity record)を整形します。 活動記録の形式については、qmail-log (5) を参照してください。 これとは異なり、 qmail-start は、失敗であっても、何も出力しません。
引数 defaultdelivery が指定された場合、 qmail-start は、qmail-lspawn (8) に渡します。
引数 logger が指定された場合、 qmail-start は、引数 arg ... とともに logger を呼び出し、 logger を通じて qmail-send の活動記録を供給します。
qmail-start に与えられる環境変数は、結局、 qmail-local に渡されます。 このため、qmail-start を手動で起動する場合は、 環境変数をきれいにしておくことが必要です。
# env - PATH="/var/qmail/bin:$PATH" qmail-start ./Mailbox splogger qmail & |
この例は、表示の具合により、2行になっているかもしれませんが、 実際には、1行で入力してください。
資源の限界、TTY の制御、その他も、また、 qmail-start から qmail-local に渡されます。
qmail-send は、普通、いくつかの同時配送を行うことに注意してください。 他のプログラムに対する衝撃を減らすために、 qmail-start を低い優先度で走らせることができます。