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serialmail reference

serialqmtp (1)

(blast files across QMTP)


[概要]

QMTP の向こう側へファイルを吹き飛ばします。

[書式]

serialqmtp prefix

[オプション]

prefix

各封筒の受取人アドレスの開始位置から prefix を削除します。 serialqmtp (1) は、 受取人アドレスが prefix で始まっていないメッセージを無視します。

[説明]

serialqmtp (1) プログラムは、 メッセージを QMTP サーバーに送ります。 serialqmtp (1) は、 UCSPI クライアントのもとで動作されものと予想します。 記述子 7 でデータをサーバーに送り、 記述子 6 でデータをサーバーから読み込みます。

serialqmtp (1) は、 別々のファイルからメッセージを読み込みます。 serialqmtp (1) は、 標準入力からファイル名を読み込みます。 各ファイル名は、0 のバイトで終端されます。

serialqmtp (1) は、 メッセージ・ヘッダーの先頭にある Return-Path 行と Delivered-To 行から、 メッセージの封筒の送信者アドレスと封筒の受取人アドレスを検索します。 serialqmtp (1) は、 メッセージを先へ渡す前に、 これらの行を削除します。

serialqmtp (1) は、 各封筒の受取人アドレスの開始位置から引数 prefix を削除します。 serialqmtp (1) は、 受取人アドレスが prefix で始まっていないメッセージを無視します。

serialqmtp (1) は、 実行結果を標準出力に報告します。 各結果コードは、0 で終端されたファイル名、 それに続く状態バイト(status byte)、 それに続く改行(LF)で終端された読める形式の状態メッセージです。 状態バイトは、 メッセージについて QMTP サーバーが信頼性を認めた場合は K、 QMTP サーバーが一時的にメッセージを拒絶した場合は Z、 QMTP サーバーが恒久的にメッセージを拒絶した場合は D になります。 serialqmtp (1) は、 極端に長い状態メッセージを、だまって切り捨てます。 serialqmtp (1) は、 各ファイルについて必ずしも結果を出力しないか、 ファイルをスキップするか、 QMTP サーバーにトラブルの報告を行います。

serialqmtp (1) は、 ネットワークへの書き込みごとに、 73 秒のタイムアウトを使用します。

QMTP に関するより詳細な情報については、

を参照してください。

[関連項目]

tcpclient (1)
serialsmtp (1)
maildirserial (1)
qmail-qmtpd (8)

[マニュアル・ページ]

日本語、 英語

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(2003/02/17)