Home Top Up


qmail reference

qmail-getpw (8)

(give addresses to users)


[概要]

ユーザーにアドレスを与えます。

[書式]

qmail-getpw local

[オプション]

local

ローカル・アドレスを指定します。

[説明]

qmail において、 それぞれのユーザーは、ローカル・アドレスの巨大な配列を制御します。 qmail-getpw (8) プログラムは、 引数 local で指定した特定のアドレスを制御するようなユーザーを探します。 qmail-getpw は、NUL で終端される次の6つの情報を出力します。 ローカルへのメッセージは、homedir/.qmaildashext により取り扱われます。

トラブルが発生した場合、 qmail-getpw は、何も表示せず、非ゼロのコードで終了します。

[警告]
qmail-getpw の心臓部にいるオペレーティング・システムの getpwnam 関数は、 本質的に信頼できません。 これは、一時的なエラーと存在しないユーザーとの区別ができません。 getpwnam の将来のバージョンは、 一時エラーを指し示すために ETXTBSY を返し、 存在しないユーザーを指し示すために ESRCH を返すべきです。

■ 規則

qmail-getpw は、次の条件が成り立つとき、 /etc/passwd 中のアカウントをユーザーであるものとします。 qmail-getpw は、大文字を含むアカウント名を無視します。 qmail-getpw は、すべてのアカウント名が32文字より短いことも仮定します。

qmail-getpw は、 それぞれのユーザーが、 基本的なユーザー・アドレスと、 すべての user-anything 形式のアドレスを、 制御できるようにします。 local が user の時、dash と ext の両方が空になります。 local が user-anything の時、dash は hyphen になり、ext は anything となります。 user は、 local の最前部で、 すべての大文字と小文字の組み合わせで現れてもかまいません。

いろいろなユーザーを詰め込んだ alias は、他のすべてのアドレスを制御します。 この場合、ext は local で、dash はハイフォン(-)となります。

qmail-users 機構で、 qmail-getpw の決定のすべてを上書きすることができます。 qmail-users は、qmail-getpw に比べ、 信頼でき、より柔軟に構築が可能で、とても高速です。

[ファイル]

/var/qmail/bin/qmail-getpw

[関連項目]

qmail-users (5)
qmail-lspawn (8)

[マニュアル・ページ]

日本語、 英語

▲ Top


(2003/01/31)